新型車ベスト・カー

2021年には300台以上もの新型車が登場します。その中から購入する車を選ぶなんて到底無理だと思われるかもしれませんが、私たちが喜んでお手伝いします。専門家による分析と評価を行い、市場全体を把握することで、よりよい車選びをサポートいたします。

  • Audi e-tron GT

ポルシェは高級車市場において、電気式4ドアのe-tron GTで、Tesla Model Sとの戦いに臨んでいます。e-tron GT ではTaycanシリーズと同じJ1プラットフォームを採用し、800Vの大容量バッテリーシステムにより270kWの急速DC充電を可能にしています。

e-tron GTの価格は12万ドルで、前後車軸それぞれに1基ずつモーターを備え、出力は合計で470bhp(オーバードライブ時には523bhp)を発揮します。また、1回の充電で500km近く走行することが可能です。さらに上の馬力を求める方には、アウディ初のオールエレクトリックRSモデルであるRS e-tron(155,000ドル)がおすすめです。

グレード上位のRS e-tronには、わずか23分でほぼフル充電が可能な84kWhのバッテリーパックと、オーバードライブモードで最大637bhpの出力を発揮する強力なリアモーターが搭載されています。

  • Audi RS 3

4気筒ターボエンジンを搭載した高性能スポーツカーが多く販売される中で、Audi RS 3の5気筒エンジンの排気音は独特の魅力を放っています。

今秋に発表され、今冬には発売予定の新型RS 3は、VWグループが開発した最新のMQBシステムを採用した最もパワフルな乗用車の一つとなります。2.5リッターのターボエンジンは、近年のダウンサイジングのトレンドに逆らい、次世代にも生き残っていくことでしょう。

このシリーズは強力な4輪駆動とデュアルクラッチトランスミッションを備えています。最高出力は395bhpからほぼ415bhpで、RS 3はMercedes-AMG A 45 S.のような強力なライバルとの熾烈な争いで肩を並べることになります。

  • Audi Q4 e-tron

2019年にコンセプトカーとして発表されたQ4 e-tronが市販モデルにも採用されました。従来のSUV型とクーペSUVのスポーツバックの2種類があり、待望のTesla Model YやBMW iX3、さらにはジャガーI-Paceといったライバル各社の電動SUVと争うことになります。

 

フォルクスワーゲンの新しいID.4とプラットフォームを共有することで、後輪駆動モデルと四輪駆動モデルのどちらも選択可能となっています。Q4 e-tronには、82kWhの大容量バッテリーパックが搭載されているため125kWの充電器を使ってわずか30分でほぼフルに充電でき、450km以上の航続距離を実現しています。

  • Bentley Bentayga Hybrid

公式写真を見ると、より大きくシャープなフレームワークにLEDマトリクスヘッドライト、後部には楕円型テールライトが採用され、Bentleyの他の車種との一体感が強調されていることが分かります。後席向けには大型のタッチスクリーンディスプレイが装備されています。443bhpの出力を発揮するプラグイン・ハイブリッドのパワートレインは、3.0リッターV6と17.6kWhのバッテリーパックを組み合わせたもので、航続距離は38kmと発表されています。